© 2014 by Daisuke Takahashi created with Wix.com

  • Google Clean
  • Twitter Clean
  • Facebook Clean

November 18, 2019

October 1, 2019

Please reload

Recent Posts

水環境学ゼミと高橋大輔の研究活動(+α)

August 24, 2014

1/1
Please reload

Featured Posts

第2回これからの千曲川を考える会を開催しました

March 30, 2017

2017年3月11日に、第2回これからの千曲川を考える会を開催しました(主催:上田道と川の駅おとぎの里てらこや部会、共催:上小漁業協同組合、上小水産多面的機能発揮対策事業活動組織)。

 

長野県のシンボルである千曲川は、現在、様々な団体に利用されていますが、それぞれの団体がどのようなポリシーの下でどのような活動を行っているのかについては、お互いに十分には理解できていない現状です。

 

「これからの千曲川を考える会」は、各団体のポリシーや現在の活動内容、またイメージする千曲川の将来像について情報や考えを共有すると共に、千曲川に関わる団体間での協働の可能性を検討する最初のステップになることねらいとしています。第1回目は、2016年3月に上田道と川の駅交流館で開催致しました(第1回の模様はこちらから)。

 

第2回となる今回は、 上小漁業協同組合の会議室で行いました。当日は、漁協の組合員や市民団体、上田市議会議連など千曲川に関係する団体や個人約30名が出席し、千曲川についての情報交換を行いました。ここでは当日の様子を紹介します。

 

◆最初に主催のおとぎの里てらこや部会部会長である私から会の趣旨説明を行った後、今回のメインスピーカーである上小漁協の副組合長である松田耕治さんから、上小漁協の現状と課題について報告頂きました。

 

以下に報告の内容や参加者から出た意見について、私の意見も少し含めつつ、まとめてみます。

 

◎アユが育ちにくい

 上小漁協ではアユがメインの魚種です。毎年、主に滋賀県琵琶湖の稚アユを放流しているのですが、依田川などの支流では育つものの、本流ではアユが大きく育たない状況になりつつあるとのことでした。

 アユが育ちにくい理由として、魚食性の鳥類であるカワウや外来魚のコクチバスの増加よりも、水の富栄養化や土砂の堆積、温暖化の影響による水温の上昇などから、アユが餌とするコケ(付着藻類)が千曲川本流で繁茂しにくい環境になっているからではと推測されていました。

 

◎ウグイの数も減少

 漁協組合員の方から、ウグイも捕れなくなってきているとの話が出ました。ウグイの減少に伴い、千曲川の初夏の風物詩である「つけ場漁」の設置も今年は一件のみとなっているそうです。ウグイが減っている理由の1つとして考えられるコクチバスについて、漁協を中心にその駆除について検討しているとのことでした。

 ただし、環境保全研究所の職員の方によると千曲川上中流域のコクチバスの胃内容物からは水生昆虫が多くみられ、アユなど魚類はあまり食べられていないそうで、コクチバスがウグイを直接減らすと単純にはいえないようです。

 

◎その他の問題

 その他に、上流の堰堤や砂防ダムが千曲川への砂利の供給をストップしたり、砂礫に産卵するイワナなどの魚が産卵する場所も減少減っているのではとの意見が出ました。また、砂利の供給が減ることで川自体の保水力が低下し、昔と違い今は千曲川本流を歩いて渡ることができるほど水量が減少していることなどが、問題点として挙げられました。

 

◎改善のために

 魚道の整備や、魚礁あるいは木工沈床などで稚魚の隠れ場所を用意すると良いのではとの意見が出ました。そして、アユが育ち、サケが育ち、水生昆虫やコケが育つ、健全な食物連鎖がみられる千曲川を目指すことが大切だとの漁協からの意見は、会の出席者全員が共有できる千曲川への思いとして確認できたかと思います。

 

◎その他

〈水の濁り〉佐久水試の職員の方によると、千曲川では特に6〜7月の濁りが酷いとのことでした。水が濁る≒細かな土砂が増えるわけですので、これが付着藻類が育ちにくい環境を生み出している可能性がありそうです。

 

〈水中カメラでコクチバスの摂餌行動を観察〉新潟水辺の会から、全方向撮影可能な水中カメラあるとの情報提供を頂きました。このようなカメラを用いて、コクチバスの実際の摂餌行動を観察してみるとコクチバスの在来魚への影響がよりはっきりするかもしれません。

 

〈ウグイの卵・稚魚育成と放流〉浦里で以前のようにウグイ稚魚を放流して欲しいとの意見がありました。現在、上小漁協ではコストの関係でウグイの稚魚を育てることは行っていないとのことなのですが、ウグイを卵から小学生たちが育てて放流するようなことをしても良いかもしれません。

 関連して、県漁連から、木曽川漁協ではイワナやヤマメの卵を子供たちに配って育ててもらい、河川に放流するという活動が行われているとの情報提供を頂きました。漁協・教育機関・行政のそれぞれが、お互いの得意分野を活かしながら連携することができれば、千曲川の再生のための大きな力となりそうです。

 

以上、当日の模様を簡単にまとめてみました。

 

引き続き、定期的に会を開催し、千曲川に関わる皆で協働の道筋を探っていくことができればと考えています。

 

 

Please reload

Follow Us

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

Search By Tags